代表生き残りへ、最初の分岐点に
とりわけ注目されるのが、森保ジャパン発足後、唯一の3試合連続スタメンとなる南野拓実だ。パナマ戦の先発メンバーから大量入れ替えが予想される中、南野は大迫勇也とともに起用される見通しとなっている。指揮官の信頼が大きい証拠と言っていいだろう。
「ウルグアイは個の力も組織としてもすごく強いチームってのは分かっている。その中で自分が何ができるかを出して、思う存分、プレーできればいい」と10月シリーズから背番号9を背負うアタッカーは目を輝かせた。
クラブレベルではすでに世界クラスと対戦経験も
今季ヨーロッパリーグ(EL)ではライプツィヒやセルティックと対戦。10月4日のセルティック戦ではゴールも挙げている。昨季ELでもボルシア・ドルトムントやラツィオ、マルセイユと戦い、ラツィオ戦で得点するなど実績を積み重ねてきた。
「(ELなどを通して)意識しているのは、つねに動きながらボールを受けること。体が別に大きくないんで、ガッツリ止まった状態で受けるとなると難しい。前回の試合でも少し落ちた位置でプレーすることが多かったんで、ああやってスペースを見つけながらボールを受けることつねに考えてます」といった発言をするのも、世界基準の経験値からだろう。そこは堂安律や中島翔哉にはない部分。
ウルグアイは4-3-1-2をベースにしているが、屈強で局面に強いゴディンやルーカス・トレイラら中央を守る面々をかく乱するためにも、南野らしい気の利いたポジショニングや豊富な運動量を出していくべき。そこはウルグアイ戦を乗り切るうえでの必須条件になってくる。
ロシアでトップ下として輝きを放った香川真司もそういうプレーを前面に押し出し、攻めの連動性を加速させた。ボランチ・柴崎岳、原口元気と乾貴士の両サイド、トップの大迫がスムーズに動けていたのは香川の献身的姿勢があったから。屈辱的逆転負けを喫したベルギー戦でも当時の背番号10はチーム最多走行距離を記録し、鬼気迫る走りを披露した。
南野は「真司君のプレーをそのまま真似するわけではない」とキッパリ言い切ったが、セレッソ大阪の偉大な先輩が残した足跡を分析していないわけがない。
香川と違って
ギラギラしてるとこが良いよな
超期待してるが、香川はユーロベスト11にも入った巨星。
昔はシュート意識高く、うまかったんだよ。
どっちも好きだから、がんばれ。